2020.10.30
やまぐち中央事務所で解決した事例 その3(子のいない叔母の相続)
【事案概要】
相続人 6名 (妹2名、甥姪4名)
遺 産
・預貯金 約8000万円(口座は5つ)
・居住用不動産(空き家)
・保険金
ご依頼
司法書士の無料相談会に来所された甥の方からご依頼を頂く。
当初問題点等
・相続人の一人が認知症である。
・相続財産である不動産(空き家)は売却し、売却金を分配したい。
・相続税の申告が必要である(相続開始から10か月以内に申告要)。
【弊所の対応】
相続人のお一人が認知症であるため、相続手続きを進める前提として成年後見人を選任する必要がある。成年後見人を選任するため家庭裁判所への申立準備を行う。
並行して各金融機関への残高照会、税理士への相続税申告依頼、不動産業者への査定依頼を行う。
申立準備が整ったため家庭裁判所へ成年後見申立を行う。他事務所の司法書士が 成年後見人に就任する。
成年後見人就任後、直ちに遺産分割協議を成立させる(法定相続分で分配する内容)。協議成立後、預貯金の解約手続き、不動産は不動産業者にて売却活動、早期に売却できる。
税理士には相続税の申告を進めてもらい納税額確定。弊所にて納税を済ませ、残額を各相続人に送金。
ご依頼から手続き完了まで約10か月を要した。家庭裁判所にて後見人選任手続が必要であったがコロナ禍により通常より時間を要した。納税期限ギリギリではあったが無事手続きが完了した。