防府市の誠英高等高校で、この春に進学・就職を予定されている高校３年生、約２００名を対象として「高校生のための法律教室」を行いました。 　
法律教室とは、山口県司法書士会が主催する高校への出前授業です。司法書士が高校へ出向きます。主に卒業間近、社会に出る高校３年生に対して、基本的な法律知識についてお伝えします。 　
当日は、司法書士の仕事の紹介に始まり、契約、悪徳商法、クーリングオフについて解説しました。 特に、キャッチセールス、マルチ商法、架空請求について具体的な事例を紹介することで、悪質商法のトラブルに巻き込まれる危険が意外と身近にあることを伝えることを意識しました。 たくさんの生徒さんが真剣にうなずいて聞いてくれたことが印象的でした。 法律は自分を守るためにあります。この法律教室は、そのことに気づくきっかけになるものだと思います。
日々の業務の中で、法律をもう少し知っていたなら苦しまないで済んだ相談者、もう少し早く相談してくれたならすんなり解決できた相談者を思った時、この法律教室が少しでも高校生の将来の役に立てればいいなと思います。

防府オフィス　中川